新型コロナで長引く休校 子どもたちのケアで重要なポイント

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新型コロナで長引く休校 子どもたちのケアで重要なポイント

2020-04-06

新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、国内の教育機関では臨時休校の延長を余儀なくされるケースが出始めています。東京都の教育委員会は5月の大型連休が終わるまで、都立高校の休校を延長することを決めました。小中学校を管轄する区市町村の教育委員会に対しても、感染拡大の防止に向けた取り組みへの協力を強く要請しています。

臨時の休校措置の長期化で懸念されるのが、子どもたちへの影響です。認定NPO法人フローレンスが行った「一斉休校に関する緊急全国アンケート」では、臨時休校や休園で困っていることとして、子どもたちへの身体的・精神的負担を危惧する声が多く集まっているという結果が公表されました。そこで今回は、臨時休校中のお子さんへのケアで重要なポイントについてご紹介します。

 

長期化する休校・休園が子どもに与える影響

 

1. 身体への影響

長期間の休校や休園の措置によって、子どもたちはいま大きな環境の変化を経験しています。お子様によっては精神的なストレスや心配から、腹痛や頭痛、不眠といった身体症状を訴える場合も珍しくないといいます。一般社団法人の日本臨床心理士会災害支援プロジェクトチームなどによると、環境の変化に直面した子どもは、急に幼い言動をしたり、お漏らしをしたりといった行動を見せることがあるといいます。これらの反応は決して特異なものではありませんが、通常とは異なる行動が長く続いたり、変化が大きすぎるように感じたりした場合は、医療機関などに早めに相談するようにしましょう。

 

2. 精神への影響

個人で対処できない突然の衝撃的な出来事を体験することで、子どもたちは悩みやストレス、不安を抱えることになります。子どもの支援を専門とする国際NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが3月に小学生以上の子どもたちにアンケートを実施したところ、「友だちと遊べなくて恋しい」「自分や家族や友だちなど近い存在の人物が感染していないか不安」というコメントが多く集まりました。子どもが悩みやストレスを抱えると、主に睡眠、食欲、体調、行動といった4つの面にも影響が出てきます。たとえ小さな変化であったとしても「普段の様子となんだか違う」といったご家庭内の気付きが、お子さんをサポートするうえでとても大切になってきます。

 

子どもへのメンタルケアのポイント

 

1. 子どもの話を丁寧に聞く

国際非政府組織(NGO)のプランインターナショナルは、子どもの不安な心に寄り添うために、話を丁寧に聞くことを推奨しています。お子さんの話を聞く際にうなずいたり、相槌を打ったり、同じ目線で目を見て話しをすることがポイントです。沈黙も受け入れ、無理に話させないことも重要だといいます。子どもを急かすように時計を見たり、不確かな約束をすることはNGですので、注意しましょう。

 

2. 子どもと一緒に心の回復力について考える

「心の回復力」とも訳されている力が、レジリエンスです。色々な出来事で気持ちが落ち込こんだり、イライラしたりした時に、その状態から回復していく力を示しています。静岡大学教育学部の研究によると、心の回復力をつけるためには4つの点が大事だと言います。まずは周囲とのつながりを大事にすること。例え遠隔であったとしても、家族や友人、先生と話す時間を積極的につくるようにしましょう。3食きちんと食べるなど、規則正しい生活を送ることも重要です。またゲームやスマートフォンを使う時間を事前に決めて、それぞれの家庭のルールを守るようにしてみましょう。お子さんがリラックスできることをする時間を確保するのも有効です。お家でチャレンジしてみたいことを一緒に取り組んでみたり、料理作りを一緒にしながら話をするだけでも、お子さんはきっと笑顔を見せてくれるはずです。

 

3. 次に学校に行った時にしたいことを一緒に考える

新型コロナウイルスの拡大や休校措置という突然の出来事を前にすると、子どもだけではなく大人も不安になってしまうもの。しかしこの状態がずっと永遠に続くわけではありません。「友達と思い切りおしゃべりを楽しむ」「部活を全力でやりきる」「スイミングスクールの練習に友達と通う」など、休校が終わった後にしたいこと、楽しみたいことを子どもと一緒に考え、前向きな気持ちに向かうようにしましょう。

 

4. テレビのニュースや映像を繰り返し見せないように注意する

感染症の流行や自然災害といった大きな出来事が起こった際には、残念ながら不確かな情報や噂が広がります。時にはどの情報が正しいのか、判断が難しい場合もあるでしょう。子どもは不確かな情報や噂による影響をより受けやすいともいえます。認知的にも情緒的にも発達途中にあるため、それぞれの認知発達段階で状況の受け止め方や、こころの変化のあらわれ方(ストレス反応や行動)が異なります。ご家庭内で新型コロナウイルスに関するテレビ番組やニュースを繰り返しみせないよう、気を配るようにしましょう。

 

5. 子どもと一緒に体を動かす

室内にこもってばかりで「身体活動」が低下していまうと、心を動かす「精神活動」も低下するといわれています。無理のない範囲で体を動かし、リフレッシュすることを心がけましょう。ケアファインダーでは子どもと一緒に室内で楽しめるアクティビティー(子どもが夢中になること間違いなし!室内遊びのアイディアまとめ)も数多くご紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね!

 

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ケアファインダーには、世界各国から来日した様々な保育の経験とスキルを持つシッターが登録しています。英語やフランス語、その他の言語を母国語とするシッターのほか、バイリンガルの先生や音楽の先生など、様々なご要望に応えられるシッターに出会えるはずです。学校に通えない現在のような状況下においては、お子様の教育目的としても多くの方にご利用いただくことができますので、ぜひ学びの場としてご活用いただけたらと思います。

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