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バイリンガル教育 言語の専門家

言語の専門家に聞く!日本で子どものバイリンガル教育を始める前に留意したい3つのポイント

2019-09-25
日本に住む多くのインターナショナルなご家族にとって子どもをバイリンガルに育てるのは不安がつきもの。子どもが家庭外で新しい言語を学んでいるご家庭やバイリンガルのご家庭では、バイリンガルに育てるための方法やリソース、学習の進行や目標に関する不確実さが、子どもが第二言語を学ぶうちに母国語を忘れてしまうかもしれないというように親の気を揉ませてしまいます。 
 
そこで今回は卓越した言語の専門家、言語聴覚士のMarsha Rosenberg氏のインタビューをご紹介!彼女は言語聴覚士としてアメリカンスクールでの勤務も含めて40年間東京で活躍し、現在は個人で、一歩一歩、誰でもできるような計画を目指して活動しています。
 
 
インタビューを通じての悪い知らせは、第二言語を子どもに教えるのに「たった一つの方法」というのはないということ。
 
そして良い知らせは、第二言語を子どもに教えるのに「たった一つの方法」はないということです。
 
もしバイリンガルのスーパースターになるための明確な方法を探しているのなら、きっとうまくはいきません。すべての子どもやご家族はそれぞれの必要性や目標、能力が異なっており、どのように語学学習を生活に取り入れるかは、それらの要素によって決まるからです。 
 
しかしMarsha氏は、必要性や目標、そして能力を決める過程と重要性について議論することによって、私たちの気を楽にしてくれました。一度これらが明確になると、あなたのご家族はバイリンガルへの道のりを歩みやすくなるでしょう。こちらの記事は主に日本に住む外国人やバイリンガルのご家庭に向けた記事ですが、日本人のご家庭でバイリンガル教育を行いたい方にとっても、とても有益な情報になり得るはずですので、是非ご覧ください。
 
 

1.第二言語を学ぶニーズを考える

海外から移住してきたご家族の場合、ご家族はどのくらいの期間、日本に滞在するご予定でしょうか?3年間という任期の契約付きで拠点に戻るご計画なのか、東京に生活の基盤を固めるご予定でしょうか? 
 
もし日本に短期間しか滞在しない場合は、子どもがバイリンガルになることは本当に必要でしょうか?それとも社会的な流暢さで十分でしょうか?(Marsha氏は平均で3年ほどかかると言います)。反対に長期間滞在するご予定ならば、子どもが高度なレベルで母国語を話したり、読んだり、書いたりしない場合、どのようなことが起こりえるでしょうか?
 
必要性に関わらず、第二言語を学ぶことは子どもにとって良いアイディアです。しかし状況に応じた必要性の度合いが、ご家族の学習に対してのアプローチにおいて、次の一歩を決める際に役に立つでしょう。 
 
 

2.第二言語を学習するうえでの目標を決める

一度あなたやお子さんが何を成し遂げる必要があるかという基準を明確にしたら、何を成し遂げたいかを決めましょう。 
 
日常生活において必須ではないものの、バイリンガルになることは学問的にも、また職業的にも多くの可能性を開いてくれます。バイリンガリズム(二言語併用)は他者に対しての共感の度合いを高め、認知力の低下を予防し、レジリエンス(耐久力)をあげ、そして全体的な学習能力の向上につながるとされています。差し迫った必要性を超えて、明らかに、新しい言語を学ぶことにはメリットがあるのです。あなたは子どもの未来に何をのぞみ、のぞむ未来に言語がどのように関わってくるでしょうか?
 
ご家族の状況も同時に考えてみましょう。多文化な環境でしょうか?子どもにとっての母国語を話さないいとこやおば、おじや祖父母とは、子どもはどのようにコミュニケーションを取るでしょうか?祖父と時々FaceTimeを使えるほどの能力でおそらく十分なのか、もしくは親戚とより深い関係を望んでいるでしょうか。
 
子どもにとってのもう一つの文化というものが、お子さんの本質的な構成の一部であるのかないのか、もしくはただ単に住んでいるという場所の問題であろうがなかろうが、Marsha氏によると、言語は文化を理解するうえで重要な要素です。もちろん逆もしかりで、文化を理解するうえで言語は重要な要素です。私たちは、海外生活をどのように有意義なものにするかについての記事を過去に書きましたが、もし望むのであれば、特に東京において、馴染みのないものから自分たちを遮断し、いつも親しんでいるものと交流したり、それらを経験するというのは簡単なことです。 

社会的、そして文化的な交流に対するあなたの嗜好性が、ご家族の言葉に対する必要性を見出す手助けになるでしょう。

 

3. 子どもの能力を考える

私たちは大人であっても次々と新しい言語を身につけるように見える人々を知っています。なかには他者よりも言語を学ぶ能力を生まれつきもっている人もいます。
 
関連要素はありますが、子どもの生まれつきの適正について、あなたが重く考えすぎる必要はありません。少し長くはなりますが、誰でも何歳でも新しい言語を学ぶことはできます。Marsha氏は一般的に人生の後半でバイリンガルになることの制限はアクセントの問題だけだと言います。年を重ねてから学習する人は、6歳や7歳よりも前に言葉に流暢になった人よりも、ネイティブスピーカーのように聞こえるようになるのにはより困難な時があるでしょう。
 
持って生まれた能力とは別に考えなくてはいけないのは、子どもの母国語の理解についてです。学校や日常生活で成功するためには、少なくともひとつの言語の習熟は欠かせません。例えばもし母国語である英語の読み書きにお子さんが手こずっているようであれば、日本語の勉強は英語の習得をさらに妨げてしまう可能性もあります。もしあなたのご家庭が二ヶ国語を話す環境にあり、赤ちゃんがいたとしたら、二ヶ国語のどちらかにおいて、あなたとあなたのパートナーの言葉の使い方に習熟度があることが重要です。
 
上記で述べたような考察の結果がどうであれ、Marsha氏の大事なポイントは、その結果が子どもがバイリンガルになれるかなれないかを決めるのではなく、どのようにバイリンガルになるかを決めるということです。Marsha氏は言語を学ぶのに特定の方法はないと言いますが、どのようなご家族でも応用できる術を共有してくれました。
 
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